ETCもだいぶ普及してきました。私が初めてETCを付けたのが約2年前、そのころは専用ゲートを通過する車も少なく優越感がありました。また専用ゲート自体がないところもありました。今では専用ゲートが増え、そのゲートを目指す車でむしろ渋滞するような光景も見られるようになってきました。
ETCのメリットは料金所をすばやく通過できることもありますが、渋滞している高速道路の場合はゲートだけすばやく通過してもあまり意味がありません。それよりもやはり割引が魅力です。今使える割引は、深夜割引(0時?4時)、早朝夜間割引(22時?翌6時)、そして通勤割引です。
今回伊豆までの小旅行を計画し、それを行うにあたって、スタート時間を決めることとなりました。ルートは常磐道桜土浦スタート、首都高速を経て、小田原厚木道路箱根口までの約145kmです。
この場合、常磐道桜土浦から乗るのですが、途中首都高速東京線を使用し、そこから東名高速に乗り入れる場合は、路線の使用が首都高速で途切れてしまうのがネックです。たとえば朝3時59分に桜土浦のゲートをくぐっても、深夜割引の恩恵を受けるのは三郷までの38.7kmのみ。東名高速の用賀から先は深夜割引の適用になりません。これでは眠い思いをして朝3:59に出る意味がありません。
そこで、よく吟味したら、三郷まで38.7km、東京?厚木までは35.0km、ということに注目、この両区間はともに100km以内なので早朝夜間割引が使えます。これならば、朝5:59に東京料金所を通過すればよく、しかも両区間で割引率は50%と魅力です。
ケースバイケースで料金に差が出るETC割引制度は通過する時間をよく考えて使う必要があります。深夜割引は、高速道路が首都高速に分断されない長区間で利用すべきということです。以下は割引の対象になるための条件。よく考えて計画しましょう。
◆早朝夜間割引
- 料金所ではETCゲートを利用
- 入口または出口の料金所を午後10時?翌午前6時までの間に通過
- 1回の走行距離は100km以内まで
- 割引率は約50%
◆通勤割引
- 料金所ではETCゲートを利用
- 入口または出口の料金所を午前6時?午前9時までの間または午後5時?午後8時までの間に通過
- 1回の走行距離は100km以内
- 割引の適用は午前・午後それぞれ1回目まで
- 割引率は約50%
◆深夜割引
- 料金所ではETCゲートを利用
- 午前0時から午前4時までに東/中/西日本高速道路株式会社の管理する高速国道を走行
- 割引率は約30%