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[04]超短縮北海道一人旅 出発編

大学四年生の時、就職を断って体調も不調で不安もたくさんあった頃、自分には何か見えてないものがあると思い完全に一人になるように北海道に行こうと思った。とにかく現状から抜け出すにはどうするかを悩んでいた。彼女に「明日北海道行ってくる」と伝えて次の日には出発していた。
単純な計画だったので問題はおきるだろうがなんとかなると思っていた。このときは、出席しないとダメな授業が控えていたので二泊三日で岡山から北海道まで往復せねばならず京都からフェリーが出ているので北海道まで確実に行ける予定を組んだ。
普通は北海道に短くても一週間は滞在なのに自分は15時間ほどしかなかった。まずは岡山から京都まで行ってフェリーに乗らなければいけない。急に思いついたため、道も分からず標識を探してなんとか進んでいった。途中から大雨になり道は知らない道。真っ暗で対向車のトラックの集団の水しぶきが視界を更に悪化させる。
しかし、フェリーの出航時間は迫ってくる。あんなにもビクビクしながら運転したのは台風直撃の時以来だった。そして、フェリーの橋渡しが上がるなか到着。なんとか入れてもらい無事?北海道へと出発!
体が冷えてしまっていたが船にはお風呂がついていて助かった。お風呂がゆれるというのはおかしな感覚だ。別に観光するわけではないので丁度いいと思っていたがフェリーで意外と体力を消耗していた。約22時間乗船しているので船に慣れていない自分にはきつかった。もちろん始めは船の外に出ると一面大海原で嬉しかった。とてもキレイに見えた。
しかし、時間が経つにつれて売店も早く閉まるし食料もなく、勉強しかすることもなく外は海。勉強道具を持っていたことで時間を過ごすのにはなんとかなったが本当に何もすることがなくて困ったのが印象に残っている。ハーレーに22時間乗っているのはいいけど、他の乗り物に22時間は耐え難いものだ。
「やっぱりハーレーに乗ってないと力が抜けていく」と思いながら一日中過ごした。北海道に着きフェリーのゲートが開いた時は感無量だった。
「北海道に来たんだ」急に力が戻り始め爆音を響かせてフェリーから脱出し一人北海道ツーリングスタート。
ソフテイル岩川

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