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[042]窓ふきシート

窓の外側が汚れるというのは私はあまり気にしません。ガソリンスタンドでも拭いてくれるし、前方の視界はウォッシャーを稼動させればとりあえずは確保できますから。ところが室内側の窓の汚れというのはどーにも我慢ならない。特に雨の夜は視界が悪い上に道路の乱反射でとても運転しづらいのに、重ねて窓の内側がぎらついた日にゃ、そのまま車を降りて電車で帰りたくなる。といってもそう癇癪をおこしてもいられないので対策を講じることにしましょう。
私はたばこを吸わないので車内がヤニだらけになるということはありませんが、それでも室内の窓ガラスは汚れます。人をたくさん乗せると汚れますね。あと室内ガラスを曇らせてしまうと更に酷く汚れる様です。
普段は普通のガラスクリーナーで磨くのですが、最近のガラスクリーナーはコーティング剤が入っていて、ふき取りがうまくいかず、ムラになるのです。これは家屋の窓ガラスでお試し願いたい。きれいになったようでも西日が当たったりすると意外とムラになるのがおわかりいただけると思う。そして、夜の運転は乱反射により絶えずこの「西日」が当たったようになります。だから最近のガラスクリーナーはクルマの窓には使えないのです。
そこで登場するのが「窓ふきシート」です。花王の「べガ窓ふきシート」が元祖ですが、成分はアルコールなのでニセモノでも使えると思います。案の定ホームセンターではニセモノが幅を利かしています。ちなみに、元祖「ベガ窓ふきシート」10枚入り\245でしたが、ニセモノは10枚入り\198で売ってました。今回は性能を確かめる為「元祖」を買いましたが、普段使うならニセモノで十分でしょう。
さて「窓ふきシート」ですが、不織布にアルコールと界面活性剤を含ませ、固く絞った感じのウェットシートです。使い勝手はかなり良いです。これは純然と汚れをアルコールでふき取るだけなので、ふき跡が残りません。だたし、本当にムラがなくなるまでふき取るのは結構大変です。しかし、ガラスクリーナーよりはかなり作業が楽です。途中で中断することもできますし。
まず室内の窓を拭きまして、そのあとダッシュボードやシフトレバーなどを拭きます。ここでシートを見ますとかなり汚れてますねー、これは。で、ひっくり返して、外の窓を拭きます。さすがに外の窓をふくと真っ黒になりますが、ちょっと無理をすれば一台分の窓の内外をきれいにすることができます。
アルコールをしみ込ませただけの不織布が10枚で¥248はちょっと高いような気がしますが、頻繁に使いたい人は自分で作ってしまうのもいいでしょう。薬局でペーパータオルとエタノールを買ってくればすぐに代用できそうです。
この「なんとかシート」という一連の製品は、アルコールを使った除菌商品で、O-157が火付けとなったものですが、トイレの流せる除菌シートやお掃除シートも同じ技術を流用したものです。ま悪く言えば「使いまわし商品」と言えなくもないのですが、便利なので「良し」としましょう。

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