サイトアイコン 女性のためのクルマ読本

[114]クルマのデザイン

日産自動車の社長ゴーンさんが小泉首相により優秀経営者として表彰されました。過去最高の利益を日産自動車にもたらしたその手腕を評価したものです。
しかし、過去最高の利益といっても本業の「クルマを売って儲けたもの」ではなく、厳しい人員整理と閉鎖した工場の売却による利益によるものなので、そう褒められたものではないことは確かです。むしろこれからの日産自動車がどうなるかのほうが正念場といえます。
しかし、本業のクルマの販売のほうでも前よりはマシになったといえましょう。新型マーチの売れ行きは好調だし、ニューZも予約で年内納車は既に無理とのこと。新しいキューブも面白いクルマだと思います。しかし、まだまだデザイン的にイマイチという感じがぬぐえないのが日産車だと思います。
自分を振り返ってみると、クルマを買う時に結構一目ぼれで買う場合が多いことに気づきます。もちろん走りを確認してからですが。その点日産車には一目惚れするクルマが少ない。むしろ、全体はいいのにどうしてここだけこんな変なデザインなの?と首を傾げてしまう場合が多いのです。
例えば新しいエルグランド。初代エルグランドはすっきりしたデザインでしかも堂々としていてこの時点で商用車のイメージをぬぐえ切れなかったトヨタハイエースを大きく突き放したと思いました。しかし、最近新しくなったエルグランドは変なフロントデザインになってしまいました。大体マイナーチェンジでおかしなデザインになるのは日本車の伝統なのですが。
ゴーンさんの最近のコメントに「デザインに満足していない」というのがあります。デザインが大きな購入ファクターになるという視点は欧州人ならではの感覚で、この発言は今後が期待できます。とにかく日産車のデザインはかなりおかしい。
デザインチームの構成はどうなっているのかわかりませんが、優秀なデザイナーが腕を振るっても、それを生かせない邪悪な環境が災いしているのではないでしょうか?せっかく若手がいいデザインを提案しても、古株オジン上司が古い感覚で却下する、あるいは手を加えさせる。その結果手を加えた部分のみが浮いてしまい全体のバランスを崩してしまう。
デザイナーの新しい感性を生かすなら、最初から最後まで任せ、上司は口を挟まない、そんな環境が必要なのではないでしょうか?

モバイルバージョンを終了