カーオーディオといえば8トラック(大昔)、カセット(昔)、そしてCD、MDというソースが選択肢となっていました。中でもCDの場合はフロントローディングされるのが1枚のため、たくさんのCDを聞くために発達したのが10連奏プレーヤーなどのCDチャンジャーです。トランクなどに連奏用の別ユニットを装備しそこにCDを10枚仕込むわけです。
ところが最近このCDチャンジャーが姿を消し始めた。というよりすでに探すのが大変な状況です。なぜなのか?
それは、そんな10連奏などというCDの枚数が必要なくなってきたからなのです。最近のデジタルオーディオプレーヤーはメモリタイプのもので約200曲、ハードディスクタイプのものでは1000曲以上の録音がたやすくできてしまいます。そういうプレーヤーをカーオーディオに接続すれば、もはやCDを何枚も持ち歩く必要はありません。
また、デジタルプレーヤーを持っていなくても、パソコンを持っている人ならばMP3形式でCDを焼けば150曲くらいは一枚にまとめることができます。そのCDをカーオーディオのCDスロットに差し込めば150曲もの音楽がノーチェンジで楽しめるのです(MP3対応のカーオーディオが必要)。これからのカーオーディオはCDではなくMDでもなく、こういったデジタルオーディオの時代だといえます。
では、クルマで新しいデジタルオーディオプレーヤーを接続して楽しむにはどうすればよいか?
まず、クルマに装着のカーオーディオがどういうタイプなのかを調べる必要があります。デジタルプレーヤーはAUX端子で接続しますので、カーオーディオのほうにもAUX接続端子があるかどうかを確認します。前面にある場合はそのまま接続できます。裏面にある場合は一度カーオーデオを外し、裏面から専用コードをダッシュ下から接続しやすい場所に取り出しておきましょう。
AUX端子が無くても諦める必要はありません。FMトランスミッターで飛ばす方法があります。デジタルプレーヤーの音楽をFMラジオで受信してしまう方法でこれならば配線もいらず見栄えもすっきり。デジタルプレーヤーの中には最初からFMトランスミッター内蔵のものもありますので、クルマで使うことも多い人はこういったタイプのデジタルプレーヤーを選んでおくといいと思います。
AUX端子も無く、ラジオも壊れていて、カセットしかない人。いやいや諦めないでください。カセットが生きているならば、カセットのスロットに差し込んで使うアダプターがあります。カセットデッキのヘッドから直接信号を拾うので意外と音質もいいのです。
そろそろCDチェンジャーも卒業かもしれませんね。
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