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[199]カストロールオイルとは?

エンジンオイルのメーカーでカストロールオイルというのがあります。有名なメーカーですね。特にカストロールGTXは高性能オイルとして昭和時代に席巻したものです。
さて、このカストロールですが、もともとはキャスターオイル、つまりひまし油をオートバイのエンジンオイルとして使ったことから来ているのです。
ひまし油は飲むと下痢を起こすため、昔は下剤として薬屋さんで売っていました。ひまし油は唐胡麻(とうごま)という植物の種子を絞ったとろみのある粘度の高いオイル。植物性オイルにもかかわらず機械油として使われていました。ひまし油は特にオートバイのエンジンオイルに最適。独特の焼けるにおいがたまらないと今なおひまし油を使う人もいるくらいです。
ひまし油のキャスターオイルはラテン語読みをすればカストロール。ということでオートバイのひまし油オイルに使ったカストロールオイルからメーカーが誕生し、優れたエンジンオイルとしてのブランドが形成されたのです。
ところでキャスターオイルは漫画ポパイにも登場します。ポパイといえば恋人のオリーブ、そして恋敵のブルートが登場人物としては有名ですが、オリーブオイルのお兄さんの名前がキャスターオイル。オリーブにはなんと兄弟が4人いたのですね。
ちなみに漫画のほうののオリーブオイル、キャスターオイルの「オイル」は油のOilではなくOylと書きます。

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