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第40回■■久々に利益

11月である。今年のカレンダーも残り少ない。2001年を終えるまでに私にはどうしてもやっておきたいことがある。それは、年初に株で出した77,000円の赤字をなんとかゼロに、願わくは1,000円でもいいので黒字にもっていくことである。

悪戦苦闘しているうちに今年もあと2ヶ月。その間に赤字は減るどころか、実は含み損が30万円近くでてしまった。が、これは来年になったら30万円の利益をもたらす株に化けるかもしれないので、来年以降の勝負ネタとしてとっておくことにした(要するに塩漬け)。以前は、保有している株価がちょっと下がったといっては「○円損したー」と嘆いていたが、それをやっていると毎日泣いていないといけない。面倒なので、たとえ30万の含み損があろうとも見て見ぬふり。売り払って確定するまでは損と認めないことにした。

というわけで、目下のところは含み損には背を向けて、現実に損してしまった77,000円の回収を今年中に終わらせることに全力を注いでいる。1月に損して以来、3月までに5万円ほどは回収できたのだが、あと一息、3万円弱にてこずること約半年。

一回立ち止まってしまうと停滞が長い。すごろくで面白いくらい6の目が出てどんどん前に進んでいけるときがあるかと思うと、何回順番が回ってきても「ふりだしへ戻る」とか「犬にかまれて一回休み」というマスにはまってしまうことがあるが、この半年はずっとそんな感じだった。

ここらで気合を入れなおして、先日久々に買い注文を出した。銘柄は大林組、1000株。買値は500円。買ったはいいが、どれくらいあがったら売るべきか?悩む。ここで一気に赤字を解消したい。30円あがるのを待つか・・・それとも10円上がるのを3回繰り返すか。欲望と葛藤の末、結局は20円あがったところで売った。

実は売った後540円まで値をあげたのだが、過去のことは振り返らないことにして、とりあえずは手数料を引いた純益17,195円をありがたくいただく。売買して利益が出たのは今年の3月末に5千円の利益を出して以来、7ヶ月ぶり。

久々の「やった!」という感覚が懐かしい。そして久々の「これが毎日続けば17,000円X20日=340,000円の月収」という取らぬ狸の皮算用を性懲りもなく繰り返してしまう自分は、本当に学習能力が無い。ともかく、これで残りの赤字は9,626円となった。めでたしめでたし。

2001.11.05
◆CANE

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