サイトアイコン 株・投資・マネー戦略

第93回■■損が増えていく

「川重を寄付きで買って、1円上がったら売る。希望の値段で売れなかったらその日の大引けで売り払う」という自称「1円ルール」を続けて2週間。

結論。儲かってない!!
正確に言うと、手数料その他を除いた売買での損益はちょうど0。儲けた分を1円も余すところなく綺麗に損しているわけだ。

これだけで話が済めば「儲けてもいないけど損もしてないから、まあいっか」でメデタシなのだが、1日ごとに手数料がかかっているのが大問題。自分は1円も儲かってないくせに、証券会社に手数料を寄付するためにせっせと注文出しているようなもんである。

というわけで、現在のところ手数料分が丸々赤字。1日2,500円(税別)の手数料が、取引をした日数分積み重なって23,625円にまで膨れ上がった。まるで果てしなく利息が膨れ上がっていく090金融状態。

寄付きで買って、1円上がったら売るというのはそう難しいことではないと思っていた。実際、1日の取引をチャートで見てみると、寄付き+1円の値を何回かつけているのだから、ここでさっさと売れてしまえば何も問題なし。しかし、どうもこちらの思うようにさっさと売れない。一部約定ですらしない。で、グズグズ売れないままに全体の値が下がってゆき、結局大引けで買った値段よりも安く売り払う羽目になる。

第2週目は1回に6000株ずつ買っていたのだが、3000株時代と比べると損が大きいので堪える。
前回のメルマガを読んでいただいた方はご存知の通り、最初の資金は30万円ちょっとだった。が、これでは川重を最大3000株しか買えず、1円上がっても手数料引いたら利益は375円。「1円ルール」を始めて間もない頃は、たまたまうまく行った日が続いたもんだから、欲が出て資金を増やし6000株ずつ買うようにしたのだ。

儲けることは考えていたが、損をしたら資金を増やした分だけ損も増えるということは頭になかった。いや、頭にはあったのだが「損はしない」という思い込みと勘違い幅を利かせていて、見て見ぬ振りをしていたといった方が正確か。
6000株買っていて、寄付きマイナス1円で売ると、手数料とあわせて8,625円も損。これは痛い。寄付きマイナス2円だと、手数料とあわせて14,625円の損。これは激痛。

すっきり売り抜けられないのは、6000株一気に注文出しているからなのか・・・??ともかく、3週目からは再び3000株ずつに戻すつもりである。375円の利益のありがたみが重く感じられる1週間だった。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・236円

◎今週の損益
△14,950円

◎余剰資金
819,756円

2003.02.21
◆CANE

モバイルバージョンを終了