テレフォンレディの募集でよく見かけたのは、一般の会話とHな会話で給料設定が異なっているもの。一般の方が時給1500円位でHの方が時給2000円位。更に一定の時間をクリアするとボーナスが支給される所もあったの。
自分が空いている時間にフリーダイヤルの番号にかけて相手と繋がるのを待つ。でも、そうそう繋がらないのと切られてしまえば終わりなので根気よく続けないとお金にならない。とにかくかけまくって数当たらないと!
そこで違う事業所にも登録してみたの。そこは他の事業所とは違うやり方だった。男性会員が事業所に電話をするらしく、事業所からアルバイトの人に連絡が入るようになっていた。「今いいですか?連絡先は○○○ー×××ー△△△△です。すぐにかけて下さいね」という感じ。そして自宅の電話から言われた番号にかけると男性会員に繋がるのだ。直接男性会員の自宅にかけるようになっていたように思う。回数は少ないけどロス時間はなくなるし、かかってくるのを待ってれば良かったから気楽だった。稼ぎたい人には不向きかもしれないけど。
私は子供達が寝た後の夜10時以降を希望していたから仕事はそう入らなかったけど、2回目以降指名してくれる人もいて、そういう人とは気が合ったので普通の会話で1時間くらいおしゃべり出来た事もあった。
こんなことは本当に稀で、1人の人と話せるのはせいぜい10分~15分位。「何歳?」とか「今何してたの?」から始まる人が多い中、いきなり「今日のパンティは何色?」と聞かれてそのままHモードに入ってテレフォンセックスになった事もある。まぁ時間的にお酒が入ってる人が多かったからねー、テレフォンセッ〇スにもその都度応じてたんだよね。「アソコの音を聞かせて」と言われた時は焦ったなぁ。こっちは演技してるから濡れてないもの。そんな時は一所懸命オ〇ニーして受話器をアソコに近づけてピチャピチャさせたりしたっけ。
相手の人が「イイ、イイ?」と言って私も「アン、アンッ」なんて合わせてたら「イッタァ?」の声と同時にガチャンと切れたりもした。汗だくの私は時計を見てがっかり。10分しかたってないんだもん。電話終了後は事業所に「○時○分に終わりました」と報告を入れるようになっていたけど疲れたわりにかけていた時間が短い時は虚しかったなぁ。
月に20万?30万円稼ぐ人もいたらしいけど、私は時間も限られていたし、話もあまり出来なくてお小遣い程度だった。引っ越すことになって3ヶ月位しかしなかったけど。
それからしばらくしてある女性誌にテレフォンレディの裏話が載っていたのをたまたま目にしたんだよね。そしたら!「ちょっとトイレにいってくるね」と言って時間稼ぎをしただとか、アソコの濡れた音は、コップに水を入れて指でピチャピチャ音を出して誤魔化したとか書かれていたの。これには開いた口が塞がらなかった。あー、私はへんな所で真面目なんだ、って。地道にコツコツが性に合ってるんだとつくづく思わされました。
まぁ、何事も経験です。話のネタになるってもんです。今は懐かしい思い出の一コマですね。おかげで?!テレフォンセッ〇スはいまだに健在です(笑)
山口ひとみ