クルマの燃料はガソリンですね。ではジェット機の燃料もなんでしょう?ガソリンよりすごい燃料と思っている人は多いのではないでしょうか?
実はジェット機の燃料は、ケロシンと呼ばれているものなのです。早い話が灯油です。厳密には灯油じゃないのですがとてもよく似たものです。
ジェット燃料は燃えやすい高温・高圧の空気を用いるため、ガソリンのような爆発性が必要無い、高空での耐寒性、火災の危険性を抑える、値段が安く調達しやすい、などの利便性からケロシンが使われているようです。
同じ飛行機でもセスナのようなプロペラ機はガソリンで飛んでいるます。ディーゼルエンジンの飛行機もあります。
ちなみにジャンボと呼ばれるボーイングB747の最新型は約200億円。燃費は60m/リットル。さすがにジャンボだけのことありますね。
【参考】
ジャンボ(ボーイング747)より新しい777の性能を紹介します。
Boeing777-200のスペック
全幅 60.9m
最大離陸重量 約200ton
全 長 63.7m
全 高 18.5m
離陸滑走距離1,910m
着陸滑走距離1,780m
座 席 数 スーパーシート 18席 普通席 358席
巡航速度 870km/h
エンジン形式名 PW4074
航続距離 4,370km
エンジン推力 33,800kg×2基
最大運用高度 13,100m
燃料容量 117.3 kl
この、航続距離を燃料容量で割りますと約37mとなります。リッターあたり37mしか飛べないのです。ただし、航空機の場合の燃費は距離ではなく、時間で表します。実際飛ぶ時の目安は航続率という指数を使います。「リッターあたり37m」というのはあくまでもクルマ感覚でわかりやすく説明するためです。