私のクルマは外見はフツーのセダンですが、実は走りは滅法スルドイ。特にコーナーリングは半端じゃない。30km/hで走るべきコーナーをなんと80km/hで抜けてしまう。なんてことのないエンジンを積んだクルマですが、ガソリンはハイオクを入れています。
ハイオクとはオクタン価が高い、すなわち圧縮率を高めてもちゃんと爆発してくれるガソリンという意味です。高性能なエンジンは圧縮率が高いのでこのようなガソリンがあるのです。
エンジンは圧縮率を高めるとパワーが出ます。ところが圧縮率を高めると自然に爆発してしまう現象が起こる。これがノッキングです。オクタン価を高めると燃焼しにくくなりこの自然爆発を防げるというわけ。
ハイオクガソリンを使うエンジンはハイオクを使うようにセッティングされているので、レギュラーガソリンを入れると不調になる事があります。また、レギュラー仕様のエンジンにハイオクを入れても性能的には意味がありません。とはいえハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりエンジンに優しいので、レギュラー仕様であってもハイオクを入れたほうが調子がいい場合があるようです。
メーカーによってはハイオクではなくプレミアムという言い方をします。ハイオクタンという意味から付加価値を高めたという意味があるのでしょう。
私のクルマはハイオク仕様なので、ハイオクを入れますがお金がないときはレギュラーを入れるときもあります。レギュラーでも特に不都合はありませんが、ややレスポンスが悪くなるのと、それに伴いアクセルを踏みすぎるのでしょうか、燃費が若干悪くなります。ってもリッター当り0.3kmくらい。
現在ハイオクガソリンはリッター当り100円。レギュラーは89円ですから総合的にはレギュラーを入れた方が経済的ですね。