タクシーが初めて走ったのは東京。明治45年のことです。その後自動車の普及により大正13年に大阪で「円タク」なるものが登場。追って東京でも大正15年に登場しました。現在のタクシー業界の母体を作ったのはこの「円タク」制度であると言えます。
「円タク」とは市内ならどこまで走っても1円で走るもので、当時人気があったせいか全国に広まるまでになりました。その後メータが開発され、タクシー料金は距離で加算され時間で加算され、深夜料金まで取る高価な乗り物となってしまいました。
ちなみにタクシーに乗ってバックすると料金はどうなるかというと、距離に関する加算機能は停止し、時間の加算機能だけが働きます。だから、バックで目的地まで行くのを強制すれば時間計算料金のみで行けるわけですが、そんなことをしても時間がかさむだけですし、それ以前に殴られるでしょうー。でも、止まる直前に「かちゃ」とかいってメーターが上がるといい気持ちしませんよね。
ちなみにタクシーの屋根についている、表示灯が点滅していたら、これは乗務員からのSOSです。車内で事件が発生しているかもしれないので、警察に通報してください。