東京都の石原慎太郎知事が陸上自衛隊の記念式典で「三国人」という言葉を用いて波紋を広げている・・・らしい。
三国人とは昭和初期に使われたことばで、韓国人、朝鮮人、中国人のこと言う。アメリカ人や欧州人は含まれないことから、特定の人種を指した差別用語として捉える人もいる。当時の三国人は不法入国者であり、関東大震災の時には水源に毒を流したとか邦人を虐殺したとか、色々なデマが流され、迷惑をこうむったいきさつがある。
半世紀も前のことを根に持つのはもはやおかしい。日本も悪いことしたが、朝鮮人も韓国人も、中国人も、アメリカ人もみんな同じように悪いことしたのだ。喧嘩だから両成敗。お互いに水に流し、将来に生かさなければならない。しかし、どうも日本は分が悪い。
石原知事は差別的な意味ではなく、現在日本に不法に滞在する外国人が違法行為をすることを憂い、かの発言をしたのだと思う。しかし、まー右翼的な発言とみなされてもしょうがないとは思うが。
問題なのは、石原氏が発言するたびにビクビクしている日本のジャーナリズムやメディアであろう。日本は日本のやり方があっていい。不法に滞在する外国人を犯罪予防のために排除しても別にいいのだ。諸外国では当たり前のことでもある。日本は戦争に対して引け目があるから、いわゆる三国人に遠慮があるのだ。その部分をうまくたかられているといったら言い過ぎか?
日本人は島国で育ったため独自のナショナリズムを持っているが、外国人は住めばそこが自分の居場所だと主張する。不法だろうと何だろうと関係無いのだ。大陸人は日本人と考え方が全く違う。そこを理解しないと、この問題は理解できない。