仮面ライダーとその初代主人公を演じた藤岡弘、さんにちなんだ名前が新しく発見された小惑星に付けられた。
小惑星の発見者は愛媛県の久万町にある久万高原天体観測館職員の中村彰正さん。1995年に見つけた小惑星2個に付けられた名前は「Kamenrider」、もう1個は、テレビドラマ「仮面ライダー」の初代主役で、同町出身の俳優・藤岡弘、の名字を取って「Fujioka」。
「Kamenrider」の明るさ17等で、地球から1億4000万キロ、推定直径は5キロ。「Fujioka」は明るさ18等で、地球から1億7000万キロ、推定直径6キロ。いずれも火星と木星のいわゆる小惑星帯にあり太陽の周囲を3.7地球年で1周する。
小惑星とは、火星と木星の軌道間にある小惑星帯にある惑星になりきれなかった星々のこと。数メートルから数キロメートルまでさまざまな大きさをした天体だ。大きい小惑星には発見順に名前がつけられており、最初に名前がつけられた巨大な小惑星ケレスは1801年1月1日に発見され、直径は913キロメートルである。
小惑星はしばしばその軌道から外れ隕石となってたの天体に落下する。地球にも過去数回に渡り落下し、それが地球史に重大な影響を及ぼしたとされている。小惑星帯は太陽の引力と木星の引力の均衡によりその中庸を保っているが、もし木星がなかったなら、水星、金星、地球、火星のような地球型惑星は、太陽の引力に引き寄せられた大きな小惑星に絶えず衝突されることになっていたとされる。木星は絶え間ない小惑星の衝突から地球型惑星を守ってくれているということができる。ありがと木星!
次に発見される小惑星にはぜひ「Sanshiro」と名づけてほしいですな。