最近ペットショップでもよく見かけるフェレット。値段もそう高くなく2万円くらいで買える。犬や猫じゃありきたりだし、ハムスターは増えすぎるし、ということでフェレットの人気が高まっているということだ。
フェレットは、ヨーロッパケナガイタチを家畜として改良したもの。紀元前400年の頃の絵画にフェレットに似た動物が描かれているくらい人間との付き合いは長く、ウサギ狩りやネズミ退治、毛皮をとるためや実験動物として飼われていた。
しかし、ペットにする場合ちょっと待ってほしい。フェレットは犬や猫より飼育が難しい。子供の遊び相手として、安いしかわいいし、なんて安易に買ってしまうと後が大変である。イタチであるから肛門腺がある。肛門腺からくさい液が飛びちり、敵を撃退するのがイタチの得意ワザである。
フェレットも当然この肛門腺がある。ペットショップで売られているものはこの肛門腺の除去手術を受けたもの。だから臭くないと言いたいのだが実はやっぱり臭いのである。肛門腺の除去手術は難しいらしく100%取れなかったりばらつきがあるらしい。
臭いオナラで有名なスカンクもイタチと同じ仲間。犬にも肛門腺がある。よって犬も同じ仲間だ。犬はそう臭いおならはしないけど。
フェレットはなつくと結構可愛いらしい。臭さも慣れてしまえば気にならなくなるというし、可愛さが十分カバーするとも聞く。いずれにしても一旦飼ったら、簡単に捨てるわけにもいかない。フェレットに限らずペットを買うときは10年は付き合うつもりでよく考えてから買うようにしよう。
2013.09.23追記
その後の調べで面白いことが分かった。
イタチ…イタチ科…ネコ目
フェレット…イタチ科…ネコ目
スカンク…スカンク科…ネコ目
イヌ…イヌ科…ネコ目
つまり全部ネコの仲間。
犬もネコの仲間とは驚き。