きんさんに続き、ぎんさんも亡くなられてしまいました。いつかは来る日ですが、やっぱり来てしまったという感じ。寿命とは厳しいものです。しかし寿命があるからこそ、生物は遺伝子を絶やすことなく頑張れるといえるのですが。
さて、日本では長寿を祝う風習があります。祝いの始まりは40歳を四十賀といって「初老の賀」と始まります。昔は40歳も長寿であったのですね。以後五十賀、六十賀、七十賀・・・と続きますが、現代では60歳の還暦を残し廃れてしまいました。以後は、還暦を始まりとして七十歳、七十七歳・・を祝うようになりました。
還暦(かんれき)60歳
干支(60年)が一巡したことを祝う
古希(こき)70歳
中国の杜甫の詩にある「人生七十古希なり」と詠んだことにちなむ
喜寿(きじゅ)77歳
「喜」の略字(七が3つ合わさったもの)にちなむ
傘寿(さんじゅ)80歳
「傘」の略字が「八十」と読めることにちなむ
米寿(べいじゅ)88歳
「米」を崩すと「八十八」となることにちなむ
卒寿(そつじゅ)90歳
「卒」の略字「卆」を崩すと「九十」になることにちなむ
白寿 (はくじゅ)99歳
「百」引く「一」が「白」になることにちなむ
百寿(ひゃくじゅ)100歳
文字通り百歳にちなむ。百賀ともいう。
長寿を祝って地方自治体から祝い金が出るのをご存知ですか?敬老祝金といって、長寿を祝福し敬老の意を表すため毎年度4月に祝金を贈呈する制度があります。
対象者及び金額(2001年現在)
77歳以上88歳未満の方 10,000円
88歳以上99歳未満の方 20,000円
99歳の方 50,000円
100歳以上の方 100,000円
一人暮しのご老人には民生委員が届けるそうです。
お問合せはもよりの市町村高齢福祉課高齢対策係まで
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