私の家のすぐそばに流れる川はゴミだらけで汚い川なのですが、一応一級河川です。汚いけれど汚いなりに最近はブラックバスなんぞが増え、その中に混じって巨大な鯉も泳いでいたりします。そして今度はその魚を狙って鳥がやってくる。うまく魚を捕獲し、のどを膨らませている姿には驚きますが、自然が徐々に戻ってきてるのかな、などとも感じます。ほったらかしのほうがビオトープとなってかえって生態系には良い環境となっているのでしょう。
さて、川には普通名前がついています。どんなへぼい川でも良く見ると名前を書いた板があるのに気づきます。板には川の名前のほかに「一級河川」とか「二級河川」とか書いてあります。
川は「河川法」という法律でその管理を定められており、その条文の中で一級河川は国土交通大臣が管理することになっています。一級河川は水源や災害など、国土保全上または国民経済上特に重大な影響を及ぼすからです。
一級河川ほど重要でない川は二級河川として都道府県知事が管理します。その他の名も無いような河川は市区町村が管理しています。
利根川のような大きな一級河川はその支流も木の枝のようにたくさんありますが、その水系にあるものはどんなに細くても一級河川です。日本全国には一級河川の水系は109個、二級河川の水系は約700個あるとされます。ちなみに一級河川に指定されている川の数は13,935個あるとされています。
※ビオトープとはBio(生き物)とTop(場所)の合成語で「生物の生息空間」を意味するドイツ語です
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[490]坂東太郎