まず、今「sulfnbk.exe」に関するデマメールが蔓延しています。たまごやに
も来ました。このような文章から始まるものです。
>subject:今ぐ見てください!!!
>ウィルスメール情報です!!御用心のために呼んでおいてください!!
>このウィルスは、アドレスリストに入っている人全員に、自動的に感染して
>しまうという悪質なウィルスです。
>ですからみなさんのコンピューターの中に既にウイルスがいます!
>十四日間は眠っているのですが、それを過ぎてしまうと、
>ハードドライブを壊してしま います。
>私もこのメールを受けたときはびっくりしました。
>そして実際に検索した所、そのファイルがあり、下に表示してあるステッ
>プに従ってウイルスを駆除しました。
>本当に申し訳ないんですが、今直ちにウイルスを駆除してください。
これはデマメールですので、騙されて削除処理を行わないように、また決して他に転送しないようにして下さい。
『sulfnbk.exeというファイルはウイルスなので、削除しなさい』という内容ですが、このファイル自体は元々パソコン内に存在するものでウイルスが感染しているファイルではありません。またsulfnbk.exeはWindows で必要としているファイルですので、削除するとWindowsにトラブルを招く結果にもなる恐れがあります。
こういうデマメールは昔からあるのですが、いまだに無くならないのは人の善意を利用しているからです。デマメールは多くの人に知らせたくなるような内容が書かれてることが大きな特徴です。また「できるだけ多くの人に転送してください」などと書いているメールはも間違いなくデマメールです。有名企業の名前を入れてもっともらしい文章にしているものもあります。このようなメール受信すれば、人は誰でも早くみんなに知らせてあげなきゃ、という善意の心があり、その内容がデマだと知らなければ友人知人にメールを転送してしまうでしょう。
それだけならまだしも、自分が一番にこの情報を知ったのだということを自慢したい気持や、メールを転送するだけで人の役に立てるならといった安易な正義感で友人知人にメールを転送してしまうこともあるでしょう。しかしこういうことは人間のあたりまえな感情なので、責められるものではありません。
まずは怪しい内容のメールを受け取ったら「デマメール」ではと疑ってみることです。たとえデマではなく、本当にウイルスだとしても慌てることはありません。仮にウイルスに感染したとしても駆除すればいいのです。ほかの人にウイルスを送ってしまったとしても気にすることはありません。インターネットを利用する事自体リスキーで、ウイルスが送られてくることのほうが当たり前と考えるべきものなのですから。