利殖を考えた時、株式や国債・社債を買ってみようかと思いますが、その際に現れてる言葉に利率や利回りというものがあります。イマイチよくわからないと思われているかたも多いと思います。
利率とは、額面金額に対する利息の割合を指します。額面ですから実際に違う価格で売買されていても利率計算は変わりません。例えば100円の額面の債券に2%の利率といったら受け取る利息は2円です。
ところがこの債券を98円で買ったとしたら、満期に実際に受け取る金額は102円となり、収益は4円になります。これを利回りといいます。
この場合の投資元本は98円、対する収益は4円で「4÷98=0.0408…」となり利回り4.08%となるわけです。
このように利回りとは投資元本に対して1年当たり何%の収益を生み出すかを表した指標です。利率が良くでも売買に格差が現れるものは実質利回りは利率を下回る場合もあります。またその逆もあります。債券で言えば一般的には利率の高いものはリスクは大きく、利率の低いものはリスクは少ないようです。
つまり、儲けるにはリスクはつきものだ、ということでしょうね。