夏の行楽シーズンに向けて、そろそろ計画を立て始めている人も多いことでしょう。今年の夏も暑そうですね。どこか涼しい温泉地にでも行こうか・・と思っている人も多いと思います。
一口に温泉地といっても、山にある温泉、海にある温泉、と色々です。調べてみると、山の温泉と海の温泉はその性質が微妙に違いますので、目的によって選ぶといいと思います。いずれにしても日頃住んでいる環境と違った土地に行くことにより、肉体的、精神的にプラスの反応を起こさせる「転地効果」も期待できます。
[山の温泉]
高い山に登ると気圧や酸素の量が減ります。また昼と夜の気温の差もあります。こうした状況に置かれると人間の身体は防衛反応が現れます。交感神経の働きが高まって血液中の赤血球、白血球が増え、心臓などの動きも活発化になります。
山の温泉の効果としては、身体の働きが活発になるので、低血圧の人、気持ちが落ち込みがちの人、悩みごとのある人、うつ病の人、などに効果があります。
[海の温泉]
気圧の変化も無く、昼と夜の温度差も少ない海の温泉は、ヨード、塩分、オゾン等を含んだ豊富な空気が、副交感神経を刺激して緊張を和らげます。山の温泉が元気になるに対し、海の温泉は落ち着くのです。
海の温泉の効果としては、ストレスが強く心身共に緊張の強い人、イライラしている人、高血圧の人、呼吸系の弱い人に良いとされます。
さて読者の皆さんはどうでしょう?のんびり落ち着きたい人は海辺の温泉、元気になりたい人は山の温泉に行ってみてはいかがでしょう。
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