環境問題を解決するキーワードは3Rといわれています。3Rとは「リデュース、リユース、リサイクル」。
リサイクルとは再資源化のこと。製品を原料にまで分解して資源化し、製品を作るうえでの原材料として使用することをいいます。ガラス瓶を回収、粉砕して視認性の良い道路舗材として再使用するのはリサイクルです。古紙を回収・再生した「再生紙」もリサイクル製品です。
リユースとは再使用すること。例えばいらなくなった家具などをフリーマーケットなどで販売したり、オークションに出したりしてその製品を無駄なく使用したい人に使用してもらうことをいいます。いわゆるリサイクルショップなどは厳密にはリユースであり、リユースショップが正しいといえます。
インクカートリッジやトナーケースなどもメーカーや専門業者が回収し、詰め替えて再使用しています。リサイクルトナーなどといっていますが、性質的にはりユースです。お馴染みのビール瓶はリユースの最古参といえるものです。
リデュースはあまり聞きませんが、リデュースとは、リユース、リサイクルをする以前の問題として、ごみの量そのものを減らす活動のことです。使い捨ての商品などもってのほか。個人レベルとしては必要のないものは買わない、身の丈に応じた生活をして無駄遣いをしないことをいいます。節約・節水・節電などが個人生活レベルでのリデュースの基本です。
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