ドリフのコント「もしも」シリーズではありませんが「もしもあなたが原始人」だったらどうしますか?
原野に立つ原始人は、まず食料を得るために狩りをするでしょう。獲物のいる場所を探すはずです。よい猟場を見つけたら、今度は水を探すと思います。水を得るには川のそばが最適です。猟場と水を確保したら、ここは居心地がいいので巣(家)をを構えるでしょう。
気候が温暖ならば家は簡単でもいいですが、雨風が激しい場所ならば、それから身を守るため頑強な家を建てるでしょう。
家を建てる場所は、川にあまり近いと洪水のときに流されてしまいます。また崖や後ろに山があれば土砂崩れが危険です。こういった場所には家を建てません。洪水になっても水浸しにならない場所、崖崩れの危険が無い場所、そう小高い丘の上に家を建てるのではないでしょうか。
その場所が長期的に安全で快適ならば、伴侶を見つけ、子孫を残そうとするでしょう。家族を持った原始人は自分だけでなく家族の安全を考えるようになります。より頑強な家、より安全な場所、より豊富な食量が手に入る場所を確保しようとします。
原始人であるあなたは、四方八方に目を配り、気配を察知し、天候を見極め、大地に耳を澄ませて家族を安全の守ろうとするはずです。そして自分の子孫を残し、未来永劫子孫繁栄を願うはずです。
さて現代社会に目を向けてみると、現代人というのは原始人に比べ非常に甘ったれていことに気が付くのです。何でもかんでも人のせいにする。取れるものはとってやろうという訴訟社会。そして良心を逆手に取る詐欺社会。あなたの祖先である原始人が見たらおそらく大いに嘆くでしょう。もっと自分の力で生きろと。
新潟地方で大きな地震が多発し、被害も少なくありません。おそらくここに原始人が住んでいたら、さっさと引っ越しをするのではないでしょうか?理由は簡単です。安住できないからです。
東海沖地震が予測されています。近い将来必ず起きるといわれているのに、誰も引っ越ししません。目の前の危険に対して、楽観過ぎるのではないでしょうか。
狭い日本ですが、今あなたが住んでいる場所が本当に安全なのかよく見極める必要があると思います。原始人の感性を思いだし、今一度あたりを見回してみましょう。日本列島そのものの安全性も含めて。
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