生まれた子に名前をつける場合、日本人の場合は結構こだわります。そのために普通に読めない、あるいはヨミヅライ名前をつけてしまうことがあります。
たとえば利明と書いてトシヒロと読ませる
智美と書いてサトミと読ませる
男の子の名前で美樹と書いてヨシキと読ませる…
占いや親の知識に基づいて、本当にこだわりがあるのならそれも良しとしますが、流行のタレントの名前や、親の知識の無さに起因する名前をつけられた子供はその後の人生で大変な労力をはらうことになります。
・裁判で改名が認められた「田中角栄」君
・一時期話題となった「悪魔」君
・小噺に出てくる長い名前「寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」
一方で、ラテン系の国、たとえばイタリアなどでは、子供が生まれたときにあまりこだわったりひねったりすることはありません。
女の子が生まれれば、まずマリアとつけることが多いです。これはキリストの母、聖母マリアにあやかって、幸せになってほしいという親の心がそのまま素直に現れる名づけ方でしょう。
したがって、イタリアでは石を投げればマリアに当たるといわれるほどマリアさんが多いのです。
もし、その石が男に当たったら?
おそらくその男の人の名前はマリオ君。
じつは、女性の名前マリアと同じく多い男性の名前がマリオなのです。
もともと、ラテン系の国では、語尾がaで終わるのは女性名詞、oで終わるのは男性名詞とされることが多いのです。したがってMariaは女性、Marioは男性となります。
日本では子供が生まれると、女の子は~子とつけることが伝統的に多いですが子はoで終わるので、ラテン系の国では男の子と間違われることがあります。
もしワールドワイドに活躍することを生まれてきた子に託すならば、女の子の場合はaで終わる名前をつけるといいと思います。
まどか、あやかなど。
同じく男の子に名づけするときは、oで終わるようにします。伝統的な俊夫や雅彦はOKですが、正也、章などはaで終わるため、外国では女の子?と間違われることがあるかもしれません。