揚げ物は油を使うのでどうしても脂肪分を摂りすぎてしまいます。できれば揚げ物は避けたほうがいいのですが、そうもいかない場合もあるし、やっぱり食べたいときもある。
揚げ物をする時は、衣の付け方に気をつけるといいです。そしてなるべく薄く付ける。衣が厚ければそれだけ油の吸収量も増えます。衣は材料の水分を調節しながらからっと中まで火を通す役割があるので、やたら薄くしてもダメ。衣を薄くするにはそれに応じて材料の方も薄くする。材料が厚いのに衣を薄くすると表面がこげて中はナマということになってしまいます。
かといって細切れにしてしまうと、今度は表面積を稼いでしまい、これも脂を多くとる原因になります。また、材料に水分が多いとその分衣も厚くしないとはねたりしてうまく揚がりません。揚げ物は、材料の水分をよく取り、薄くして衣を少なめにして揚げる。大きく揚げて食べる時に切る。
衣を薄くすると焦げやすくなるので、油の温度は低めにし、揚がり際に油の温度を高くするとからっと揚がります。揚げたあとはペーパータオルなどの上で油をしっかりとりましょう。
ちなみに衣の吸油量ですが、素揚げは7%、唐揚げは10%、フライは15%、てんぷらは20%、かき揚は25%というデータがあります。揚げ物を食べたい時は唐揚げくらいにしておき、かき揚てんぷらはやめといた方がよさそうですね。