「いれずみ」と読みます。英語でTATOOです。
最近ではホンモノなのかニセモノなのかよくわかりませんね。先日も市営プールで子供を連れた若いママが刺青の腕を見せて歩いてました。ありゃどう見てもホンモノでした。プールや公衆浴場等では「刺青の方お断り」という立看板があったものですが今はどうなんでしょうか?
刺青の歴史は古くペルーや中国奥地で古代人と見られる遺体に刺青が発見されています。目的としては、宗教的なもの、刑罰的なもの、識別的なものが発端で、のちに装飾的な意味合いが付加されたとされます。日本でも、古事記や日本書紀に刺青についての記述があるそうです。
犯罪者の刺青のような他人から強制的に入れられる刺青は廃り、江戸時代には装飾としての刺青が開花します。江戸時代の文化として刺青を外すわけにはいかないでしょう。それくらい流行りました。
職人や人足は刺青を彫ることで、勇み肌の誇示や苦痛に耐えることが自慢のタネです。彫師の技術も発達し、芸術とさえ言えるくらいの技量を持った職人・名人が現れたのも江戸時代。
さて、刺青は職人技とは言え針を使って染料を擦りこむ為、肝炎ウイルスが発生することが多いと聞きます。潜在的に肝硬変になることが多く、アメリカでは「刺青肝炎」と異名を取るほどだとか。ぺたっと貼るシール状の刺青ならやってみたいと思いますが・・・