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[258]枕木とは?

枕木とは、電車の線路を敷く際、線路と地面の間を取りもつ木の事を言います。線路は鉄で出来ているため温度によって伸縮しますが、その際に線路の幅は固定し、しかし進行方向には余裕を持たせる必要があります。そのために地面に砂利を敷き、そこに木を敷き、その木に線路を固定したのでした。まさに柔軟性に富んだ「枕」ということが出来ます。

戦後しばらくは日本でも木の枕木を使っていましたが、電信柱と同じく、次第に木からコンクリート製に変わっていきました。今ではほとんど木の枕木は国内では見ることは出来ません。ホームセンターなどでガーデニング用に売られているものは、カナダや東南アジアから輸入されたものです。

枕木のサイズは140mmx200mmx長さが2100mmです。これが一般的な大きさで、線路の幅に合わせて作られたものです。長い間砂利に埋め込まれるので独特の風合いがあり、庭に敷いたり花壇の仕切りに使ったり、ガーデニングに人気です。これは並枕木といわれますが、その他に橋枕木といわれるものがあります。これは、鉄橋に使われていたもので、砂利に埋められていないので、傷が無く長年の使用にもかかわらずきれいな肌をしています。サイズも少し大きく、200mmx200mmx2450mmくらいあります。

カナダから輸入されたものは、あちらの鉄道の規格が大きく、枕木のサイズも178mmx203mmx2438mmと少し大きめ。枕木は一本3,800くらいで買えますが、大きく硬く重く、のこぎりでもなかなか切れなく、作業には十分注意が必要です。ガーデニング用にカットされた枕木も売っていますので、そういうのを利用すると便利ですね。

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