シベリアンハスキーというイヌがいる。ちょっと前はクルマのコマーシャルでテレビに所ジョージさんと一緒に出ていたあのイヌだ。シベリアンハスキーというくらいで、シベリアの寒いところでしぶとく生きる、生活犬である。主にイヌゾリを引くのを仕事としている。そりを引くのに命をかけているイヌだから力がある。というより馬鹿力の持ち主。
そのイヌを最近よく見る。といっても一時期ほどではない。ちょっと前はもっとたくさんいた。聞いてみると死んだという。どうもあまり丈夫ではないらしい。というより、日本の暑い夏を越せないらしい。大型犬だから家の中で飼うわけにもいかないし。しかし、家の中で飼われているのは長生きしている。ちなみにイヌは家の中で買った方が長生きする。フィラリアなどの病気になりにくいし、それにもまして家の中で変われると愛情のかけ方が違うせいもあろだろう。
日本ではイヌはワンワンと啼く。ところが欧米ではバウワウと表現する。何で違うのか考えてみた。よく聞いてみよう。ハスキーはワンワンというよりバウワウに近いなきかたをする。つまり、外国産のイヌはワンワンではなくバウワウとなくのだ。そういうこにしておこう。すっきりするし。
日本では大きいイヌを飼うことはなかなか難しい。とにかく運動させる場所がないのだ。しかも放し飼いにするわけにいかない。私もイヌを飼っているが、イヌは本来鎖に繋いで飼う動物ではない。放し飼いにして初めて生き生きとする動物だ。したがって大きな山を一個買ってそこで飼うか、あるいは家の中で放し飼いにできる小さな犬種のイヌを飼うのが平和だ。秋田犬やシェパードはもはや日本で飼うことは難しくなっている。
ハスキーは頭が悪い。病気になりやすい。力が強すぎる。などの特長がそのまま不人気になっている。また性格もさすが外国犬の事はあってちょっと違う。人間は好きみたいだけど外見はちょっと怖い。目の色違うし、外国人(犬)だなと思う。
そういえば、チャウチャウという大きな毛むくじゃらのイヌが昔流行ったことがある。これは、すぐに見なくなった。なぜならものすごく性格が悪いからだ。知らない人が来ると吼えるし、ガブリ噛みつく。性格が悪いと言うと語弊があるか。つまり飼いにくいイヌなのである。
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