電話料金を自動引落しにしている人は、あまり気にしていないけれど、なかには自動引落しが嫌いな人もいるようで、そんな利用者には料金の納付書が毎月送られてくる。これは口座から何らかの理由で引落し不能になった時も送られてくる。
一般に公共料金の不払いに対して一番いい対処方法は利用の停止すること。つまり使わせないことだ。支払期限が過ぎるとNTTの場合はすぐ止まる。これは受話器を上げても何の反応音のないので、すぐそれとわかる。
今は24時間のコンビニで納付書を持って支払えば、コンビニから帰ったときにはすでに使える状態になっている。コンビニのレジがオンラインでつながっており、バーコードをピッとやった瞬間に利用停止が解除されるもの。止めるのも速いがその解除もすばやい。
このシステムはNTTご自慢で、今から3年くらい前に実現した。それまでは、電話料金を払ったら、すぐにNTTに連絡しないと、翌日まで使えないままだったのだ。払った当日の夜も使えないことがあり、私など113(故障係)に何度も電話してつながるようにしてもらったのが懐かしい。
で、下水道料金。私の取引銀行が不況のため閉店になってしまって以来、自動引落し先の銀行を変えるのをサボっていたので、いまだに納付書が毎月来る。この納付書にはバーコードがない。したがって、銀行や郵便局の窓口が開いているときを見計らって払いにいく。夜型人間の私には結構めんどう。で、今回6月末に支払ったはずの料金をご丁寧に昨日集金に来た。私は外出していたので、家のものが払ったらしい。ということで二重支払いの憂き目に遭う。
官庁関係の公共料金はほとんどオンラインでつながっていない。下水道料金の場合は銀行に支払った次の日にその銀行の取りまとめセンターに支払済み納付書が届く。その翌日に、納付書は各公共機関の出納機関に届く。ここまですべて人力で行うので、担当が休みだったりすると更に日数がかかる。ここでの所要日数4日。
やっとのことで下水道管理事務所に届いた納付書は、担当者が台帳と照らし合わせ、支払済みのチェックを入れる。これが終了するのが約10日。その後に収納代行機関に支払済みの連絡が行くというわけ。だから、2週間たっても当然二重支払いなんてことが起こってしまう訳だ。
通信技術を売り物にしているNTTが素早いのは当然なのだが、その他の公共料金をそれに比較してしまうと「役場って江戸時代じゃない?」と思ってしまう。この旧態依然としたシステムで一番迷惑しているのは役場の担当者じゃないかな?とちょっと気の毒に思う昨今。