政権を持たない政党を野党という。野党は与党を監視けん制するという大きな役割を持つが、ただ反対するだけではなく、実現可能な政策を打ち出しそれを実現するにはどうしたら良いかを国民に訴えるのも仕事だ。ただ反対するだけの野党なら、もはや要らない。我々国民は野党が正しいと思ったらいつでも野党を与党に押し上げることができる。それくらい今の社会は流動的なのだ。
日本の政府はIT関連に遅れていると言われる。IT関連の政策がなにも打ち出されていない。これは世界のレベルから見ても驚くべき低さである。これは与党の実力者のパソコン不得手がそのまま政治に現れていると言ってよい。例えば森首相は電子メールアドレスを持っているだろうか?まぐまぐを知っているだろうか?メールマガジンを読んでいるだろうか?聞くだけ野暮である。
野党の自由党の公約を読んでみた。モバイルの端末を無償で配ると言っている。小沢さんはモバイルを推奨しているようだが、端末を配ってそれでよしとするところが浅い。端末なんか自分で買えば良いし、そんなものくれなくても既にパソコンを持っている人はいっぱいいるのである。必要なのはIT関連の整備。端末を配るなら国会で議員に配れば良い。一番必要なのは彼らだからだ。
個人的には小沢さんには一度は首相をやってもらいたいと思っているのだが、どうも希薄だ。民主党の鳩山さんの方が言いたいことを言い、しかも筋が通っているようにに思える。読者諸君はどう思われるであろうか?
せっかくの衆議院総選挙。ちょっとは意識して投票に臨んでみよう。
野党各党:
民主党(鳩山由紀夫代表)
自由党(小沢一郎)
社会民主党(党首:土井たか子)
日本共産党(不破哲三委員長)
自由連合(徳田虎雄)