敷金は家主に対する預け金、礼金は家主に対するお礼。仲介手数料は間に入った不動産業者に支払う手数料だ。金額は家賃の1ヶ月が一般的。宅地建物取引業法という法律で金額が定められており、 家賃の1ヶ月分を超えることはできない。
不動産の仲介には免許がいるので、免許が無いものが仲介手数料を取ると違法となる。だから家主が不動産業者を通さずに仲介手数料を取るのは違法行為なのだ。
契約更新料はほぼ家賃の1ヶ月というところが多い。契約は自動更新で契約更新料の無い地方もあるようだ。それにしても、契約書2枚作るのに家賃1ヶ月分は高すぎる。自動更新で更新料無しがこれからは普通になるだろう。契約の更新は不動産業者を通す必要は無い。
ところで、仲介手数料だが、これは本来家主と借主が5分5分の折半するものである。しかし、世間では借主が支払うものという慣習がまかり通っている。入居する時は試しに折半を主張するのもいいかもしれない。また仲介料は値切ってもかまわない。とにかく最初が肝心なので、主張すべき権利は主張しておこう。
【不動産用語解説】
共益費:階段通路等の電気代、共同部分に設置されている水道の代金、浄化槽費用、衛生費等。共益費は家賃とは別にかかるのが普通。入居する時は家賃に共益費が含まれているか別なのかはよく確認すること。
駅から徒歩5分:1分間に80mとして計算されているので、この場合、駅から400mということになる。