液体窒素は主に液体空気の分留によって製造される。1気圧での沸点は-195.802℃。つまり液体窒素の温度は -196℃である。一方酸素の沸点は-182.97℃であるから、この差を利用して空気を液化した後分留し酸素と窒素などに分けることができる。同じく空気に含まれるドライアイスは二酸化炭素だがこれは-78.5℃とかなり温度は高い。
液体窒素は主に寒剤として使われ、低温物理学の実験、工業プラント、受精卵の凍結保存、爆発物処理など広い用途がある。
液体窒素がどれくらい冷たいか、試しに手を入れてみよう。うん、これは冷たい。手がガチンガチンに凍ってしまった・・・ということはない。
液体窒素の温度は-196℃、手の温度がだいたい36℃くらいなので、温度差が約232℃ある。手の回りの液体窒素はすぐに気化して、手の回りをガスでおおうので、手は冷たさを感じない。ただし、長い時間入れているのは危険。すぐに手を出さなければならない。
良い子は真似しないように!