予断を許さない状況の福島第一原発。北茨城市で4.87マイクロシーベルトの放射線を計測(人体には影響のないレベル)
3月15日午前8:30現在一番憂慮すべき事態は、福島第一原発2号機の状態です。水に浸かっているべき核燃料の半分以上(2.7m)が露出し、冷却装置が動かないため炉心の温度が下がらない状態が続いています。東京電力は海水を注入し、温度を下げるべき措置を取っているようですが、なかなか効果が上がらないようです。
福島第一原発は地震後まず1号機の建屋が水素爆発のため崩壊。原子炉の格納容器に損傷はないとのこと。その後、3号機同様に水素爆発。1号機より大きな爆発を起こしました。そして、現在2号機が建屋の爆発は圧力を抜いているため起こっていませんが、原子炉自体が憂慮すべき事態となっているのが実情です。
さらに2号機は3月15日午前6時10分に爆発音があり。格納容器の底の部分「サプレッションプール」と呼ばれる水を溜めている部分に損傷があると情報が流れています。
周辺の放射線量は急激には増えていないということで、住民の健康には被害がないとのことですが、今後、格納容器の水が外部に漏れる、あるいは空気が漏れれば、周辺の放射線量は増えることはあっても減ることはないと思われます。
現在、原発の周辺20kmは避難圏となっておりますが、今後この範囲が広がることも想定しておきましょう。ただし、行動を起こすときには、正しい情報を確保してからにしましょう。
私の住むところは、福島原発から202km離れていますが、避難勧告がいつ出てもいいように準備しております。
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