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[037]七曜

日曜日から土曜日までを七曜といいます。日曜日は「太陽」、月曜日は「月」を表し、火曜日から土曜日までは惑星を配したものです。

七曜の由来は北欧神話に由来します。

火曜日は北欧神話の軍神チュールの日です(Tiw→Tuesday)
水曜日は北欧神話の主神オーディンの日です(Woden→Wednesday)
木曜日は北欧神話の雷神トールの日です(Thor→Thursday)
金曜日は北欧神話の愛と美と豊穣の女神フレイアの日です(Freya→Friday)
土曜日は北欧神話の農耕神サトゥルヌスの日。(Saturnus→Saturday)
これらに太陽の「日曜日(Sunday)」と月の「月曜日(Monday)」を加えて七曜となりました。

さて、1週間の始まりは何曜日でしょうか?日曜日から始まるという論。日曜は太陽を表し、太陽は主であるから第一とする考えです。一理あります。

月曜から始まるという論。仕事も学校も月曜から始まります。ゆえに1週間の始まりという論はもっとも生活に密着した考えです。

皆さんは何曜日からだと思いますか?ちなみに私は火曜日が休みなので1週間の始まりは水曜日からという感覚で生きております。ハイ。

【追記:吉本様】

私は韓国で日本語教育に携わっている者ですが、先日の「七曜」については以前から関心を持っていて、少し調べたことがあります。 日本語教育で何故これが問題になるかと言えば、「今週の日曜日」とか「先週の日曜日」とか言った場合に、人によってそれがいつかという理解が違うからです。 『言語』という月刊誌でもこれが問題にされたことがありました。

ちなみに、私は「一週間は日曜日から始まる」と考える側に属します。その理由は、全ての国語辞典で日曜日を週の第一の日としているし、カレンダーでも日曜日から始まるようになっているからです。 ところが、私の周囲には「一週間は月曜日から始まる」と考えている人が大勢います。その理由は、普通、学校や職場が月曜日から始まるし、「月、火、水、木、金、土、日」と言うから、というのです。 一方、休みの無い生活を「月、月、火、水、木、金、金」と言います。これは一週間が日曜日から始まることを前提としたものと思われます。 ただ、多くの人達の感覚が「一週間は月曜日から始まる」という方に傾きつつあるのは事実だし、大部分の手帳のスケジュール表や一部のカレンダーでは月曜日から始まるようになっています。 一週間の始まりは国によって違うとも言われていますが、個人によっても違うようです。

「聖書」と「一週間」の関係について一言。 これに関しては、主に『時間と宇宙について』(アイザック・アシモフ、早川書房)を参考にしました。 読者からの投稿にもあった通り、一週間が聖書と大きく関係していることは事実ですけれども、だからと言って単純に「一週間が月曜日から始まる」ということにはなりません。

(旧約)聖書はもともとユダヤ教の聖典で、その後キリスト教とイスラム教の聖典となったものだからです。 七曜の起源はバビロニア暦にあり、バビロンに幽閉されていたユダヤ人はこれを取り入れて、聖書の創世記でその宗教的根拠を説明したのだそうです。それはともかく、ユダヤ教では土曜日が安息日です。一週間が日曜日から始まるからです。 一方、キリスト教では、週の最初の日に特別な意味を与え始めた。それは、イエスの復活が日曜日に起こったことと、自分達はユダヤ教の一宗派以上のものだと考えるようになったことによると言います。 しかし、これは聖書の記述と合わない為、安息日は土曜日でなければならないと主張する宗派もあります。例えば、セブンスデー・アドベンチスト教団(韓国名は七日安息日教会)などです。あるいは、一週間は月曜日から始まるのだという説明をしたりするのでしょう。 そして、同じく聖書を聖典とするイスラム教では、安息日は金曜日です。 これを見ただけでも、日曜日が休みだから一週間は月曜日から始まるとは単純に決められないことがわかると思います。

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