アメリカの内国歳入法401条(k)に基づく確定拠出型年金を401kプランといいます。
日本では確定給付型の企業年金が中心ですが、労働力の流動化、あるいは資本市場の活性化といった観点からもアメリカの401kプランのような確定拠出型年金の導入が強く望まれており、現在、導入に向けた検討が進められています。
確定給付型の年金とは、将来の給付額を確定し、その額をもとに必要な拠出額を決定します。(今まではこれ)
確定拠出型の年金は、拠出額をあらかじめ決定し、その積立額と運用実績から将来の給付額が決まる仕組みの年金。(これからはこれ)
確定拠出型年金は確定給付型年金と比べて将来の所得保障の面のリスクはあるものの、制度運営にかかる運用面でのリスクは避けることができるというメリットがあります。(リスク=危険)
要するに、給付額が決まっているとその財源確保が大変なため、財源から確定してその運用によって給付額を決定するというものです。
アメリカの401kプランと個人年金の大まかな特徴は
・自分で運用する金融商品を選択
・売買する
・運用成果が個人給付額と連動する (運用の自己責任)
・拠出額を自分で決定する
・転職の際に転職先に持ち運べる(ポータビリティー)
・所得税制上所得控除が受けられる
などがありますが、これがそのまま導入されるとなると、いかに自分の年金は自分で考えなきゃならないかがわかると思います。
もっとも今の日本の状況ではとても自分の将来を国に任せるなんて危なくてできないですけどね。自分の将来を考えるいいチャンスだと思います。