褒章(ほうしょう)とは総理府から授与される勲章で、様々な社会的分野において功績のあった人に対して贈られるものです。褒章には、紅綬(こうじゅ)・緑綬(りょくじゅ)・藍綬(らんじゅ)・紺綬(こんじゅ)・黄綬(おうじゅ)の5種類がありますが、毎年春と秋に授与される褒章は黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章の3種類です。
去る4月29日には春の褒章受賞者が発令されました。受賞者総数は758人で、うち女性は120人。女性の比率は過去最高となっています。内訳は、紫綬褒章31人、黄綬褒章293人、藍綬褒章434人となっています。
・黄綬褒章はその道一筋、業務に精励して衆民の模範である方
・紫綬褒章は学術、芸術、スポーツにおいて功績の著しい方
・藍綬褒章は教育、福祉、ボランティアなど公衆の利益に尽力した方に授与されます。
春の紫綬褒章受賞者には有名なところで、俳優「浜木綿子(ゆうこ)」(64)、漫画家「東海林(しょうじ)さだお」(62)、ジャズ歌手「マーサ三宅」(66)、俳優「山崎努」(63)がいます。
この他、紺綬褒章は毎月一回、公益のため私財を寄付し功績顕著な人および団体に授与され、また紅綬褒章は事績が生じた都度、実施されます。