今日のお題はピアノです。それもグランドピアノ。
ピアノといえばスタンウェイとベーゼンドルファーにとどめを刺します。申し訳ないですがヤマハや河合ピアノはその足元にちょっと及びません。ただしていねいに使い込まれたヤマハのグランドピアノはいい音しますけど。
スタンウェイの音は豪華絢爛という表現がぴったり。クラシックだけでなくその華麗な響きゆえジャズやポピュラーな演奏家に多く親しまれてきたピアノです。生まれは1853年ドイツのハンブルグですが、アメリカニューヨークで作られたものも多い。なんとなくアメリカの音がするのもこういう生まれが影響しているのかもしれません。まさしくスタンウェイはアメリカジャズの匂いがします。
一方ベーゼンドルファーは1828年オーストリアのウィーン生まれ。こちらは活躍の場をヨーロッパに置き、主にクラシックの演奏家に支持されてきました。音色は重厚にして荘厳。同じヨーロッパ生まれでもスタンウェイとはまったく違う音色を奏でます。素人の私が弾いてもその差は歴然。
スタンウェイはグランドピアノが主ですがアップライトピアノも作っています。こちらは値段もかなりお安いので手に入れやすいとはいえます。もっとも同じメーカーでもグランドピアノとアップライトピアノは別の楽器といってよく音の出方はまったく違います。
もしピアノを新調したいというなら、迷わずグランドピアノをお勧めします。できればスタンウェイをオススメしたいところですがご予算は700万円以上となります。国産のグランドピアノならその三分の一以下。そう高くないしアップライトより断然音の響きは良いといえます。ただし問題は置き場。かなりのスペースをとりますし、重量物だけに床の頑丈さも求められます。