株が下がってますねぇ。東京の平均株価はおよそ8300円。10数年前のバブルの頃は3万円以上でしたから、四分の一にまで下がっている勘定です。株で儲けようなんてことは今は考えないほうが良いですね。
こんなに株価が下がっているのに証券会社がつぶれないというのも不思議です。証券会社というのは株の売買する時に手数料を取るのですが、その手数料が主な収入となります。
株を売買するといっても、高く買って安く売る人はいません。それじゃ儲からないからです。当然安く買って高くなったら売るわけですが、こう株価が下がってしまったら売ろうにも売れない。株を買った人はここでじっと持ったままになってしまうわけです。
株が固定化されてしまうと、売買手数料で儲けている証券会社は困ってしまいます。そこであの手この手で売買させようとするのですが、最近はネットで売買できることもあって証券マンの思うようにならず、証券会社もなかなか大変な時代といえます。
今日本の企業で株が上がる会社を選別するのは非常に難しいといえます。全体では下がっているのに、その中で上がる企業というのはそうないでしょう。またそういう傾向にある会社の株は皆が買いますから、そうなると市場の原理で上がるものも上がらない。みんなが知らない上がりそうな株を買うのが秘訣ですが、こうなるとプロのアナリストでも判断は難しい。
ということで、こういうデフレの時代は素人サンは株には手を出さないほうがよろしいようで。