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[612]水晶

588号で説明しましたオパールは珪素がゼリー状に固まったもの。同じ珪素が結晶化したものが水晶です。水晶は石英(SiO2=二酸化珪素)の結晶で、地核の中の珪酸が、高温、高圧の元で酸素と結合してできたものです。1ミリの水晶が地核の中で出来るには、100万年かかります。だから5センチの水晶が出来るには、実に5000万年かかるわけです。

日本では山梨県が水晶の産地でした。水晶のはんこや、占いに使う水晶玉などの業者は山梨に多い。けれども今はほとんど取りつくされてしまって、中国やブラジルからの輸入品が多いようです。

水晶は石英の結晶ですが、きれいに六角柱をなしたものを水晶というようで、また価値も高いようです。水晶という名前の由来は、水の結晶のように思われたのでしょうね。同じ水晶でも紫色のものはアメジストといわれ珍重されます。

水晶はパワーストーンとしても有名で占いでもよく使います。潜在能力を引き出し決断力を高めます。創造力や洞察力のパワ-アップにも効果を発揮し、精神面と情緒面のバランスを整え癒す効力、浄化作用は大きいとされますが、元々は守りの石です。お守りとして常に身につけておくと良いかもしれません。

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