こんなに寒いのに家の中をナメクジが這っていてビックリ!一方でカタツムリはとんと見かけなくなりましたね。
カタツムリもナメクジも元々は海にすんでいた貝の仲間が陸に上がってきたものです。どういう理由かわかりませんがカタツムリは殻を残し、ナメクジは殻を捨てました。カタツムリはいつでも隠れることのできる殻を持っているため昼間でも行動します。一方ナメクジは隠れる殻を持たないので夜にしか行動しません。しかし殻がない分どこでも住めるためナメクジは大量に発生してるようです。
カタツムリは欧風料理で有名なエスカルゴに代表されるように食用になります。しかしナメクジを食べるという話は聞いたことがありません。カタツムリが食べられてナメクジが食べられないということは無いと思うのですが。ちなみに、金魚にナメクジを与えたことがありますが、金魚はプイッと横を向いてしまい食べませんでした。きっと美味しくないのでしょう。
しかしそんな魅力の無いナメクジにも天敵がいます。プラネリアというヒルの仲間です。ナメクジを好んで食します。カタツムリの天敵はマイマイカブリという昆虫。こちらは子供図鑑にもよく出てくるのでご存知の方も多いでしょう。ちなみにカタツムリもナメクジも寄生虫がいますので、生で食べてはいけません。触ったら必ず手を洗いましょう。
カタツムリもナメクジも雌雄同体です。一匹の中にオスの器官とメスの器官両方を持ちます。2匹を一緒にしておくと頭のすぐ下にあるお互いの生殖器を交互に差込み交尾します。そしてそれぞれが産卵します。原則2匹いないと産卵しないはずなのですが、1匹でも産卵するという話も未確認情報としてあるようです。
カタツムリやナメクジはともに栽培農家の敵です。新芽を夜に食べてしまうからです。これでは商品になりません。退治するには捕獲が一番。有名なところでは飲み残しビールを置いておくと「たかる」ようなのでそれを捕獲しますが、殺虫効果はありません。専用の誘引殺虫剤が効果的なようです。
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