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[1124]ウィキペディア

ネット検索すると、結果としてまず一番目に現れるのがwikipediaであることが最近多くなったような気がします。ウィキペディアとは誰でも書き込むことができる参加型の百科事典。その道の知識人が書き込めば、あらゆる知識を集積することができるため最強の百科事典となります。インターネットがグローバルに発達し、その恩恵を受けることができる最たるものといえます。

ウィキペディアが日本にやってきた頃、平凡社の百科事典やTBSブリタニカともめたことがあります。内容はウィキペディアの方が既存の百科事典より優れている、というような内容だったと記憶しています。そのときに反論したのがブリタニカ等の既存百科事典メーカー。著者が特定されない書き込みは間違っているかどうかの検証ができず、情報としては信憑性に欠ける、というような内容でした。

ウィキペディアにまつわる事件としては企業情報の削除が上げられます。だいぶ前ですが楽天証券関係者がウィキペディアから楽天証券に関する「都合の悪いこと」を削除したことが事件となりました。

私はウィキペディアについては以前から疑問視していました。誰でも書き込めるのは良いとして、それを誰でも編集できる、そして削除もできるというのでは、同じ項目に対して見るときによって記述が変わるということを意味しています。そんな内容を信用するわけにはいきません。

最近の事件として新聞社の記者がウィキペディアの内容を引用して記事を書き、引用元を明記していないことが問題となりました。悪質な盗用事件ともいえるものです。

しかしこの新聞社は謝罪をしつつも、問題は「盗用したことではなく、ウィキペディアを引用元とした」ことに重要度を置いています。つまり、誰が書いたかもわからないウィキペディアの信憑性を問題視しているのです。

ウィキペディアにかかわらず、インターネットで検索すれば欲しい情報は簡単に入手できます。その先で欲しいのはその情報の信憑性ではないでしょうか?とすれば、それが誰によっていつ書かれたのかを明言しなければ、意味がありません。

そう考えるとウィキペデイアの将来は見えないのが現状です。信憑性がないのであればウィキぺディアでなくともGoogleの検索結果だけで事済むからです。

ところで当「常識ぽてち」は稚拙ながらも私が自分の文章で責任を持って8年間に渡り書いております。なかには勘違い・間違った情報もありましょうが、それについてさえも文責を負っております。幸い読者は伸びておりますが、おそらく読者の方は私を案内人として評価してくれているのでしょう。ありがたいことです。これからも独自の切り口で精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

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