後世に残る業績や作品などを「金字塔を打ち立てる」などといって賞賛します。この金字塔とはいったい何?
金字塔とはピラミッドのことをいいます。ピラミッドとはエジプトにある石を積み上げたアレです。金字塔の金の字を横から見ると屋根が長い三角になっていてピラミッド型。金の字の形をしているので金字塔。いわれてみればなるほど金の字の塔そのものです。ピラミッドを日本語に訳すときに、金の字になぞらえて金字塔とされたようです。訳したのは福沢諭吉さんでしょうか(未確認)。
ピラミッドはエジプトだけでなく東南アジアや中南米にも多く見られる四角錐状の巨石建造物です。その大きさ、姿形の雄大さから金字塔=「簡単にはできないゆるぎない業績」の代名詞となったようです。
ちなみにピラミッドの形は正四角錐。四角錐とは、底面に四角形を持つ錐体のをいい、その断面が正方形である四角錐を正四角錐といいます。側面は三角形になりますがこれが正三角形のものはジョンソンの立体といいます。
ジョンソンの立体とは全ての面が正多角形でできている凸多面体で、正多面体、半正多面体、角柱、反角柱以外のものをいいます。全部で92種類あるとされます。
ピラミッドの形のものはピラミッドパワーがあるとされますが、科学的に実証はされていません。