読者様からたくさん質問があったので、それに答えつつ続編のコラムとさせていただきます。
ADSLにしようと考えている人のほとんどは、現在、NTTのアナログ回線をモデムで通信しているか、ISDN回線をTAを使って通信しているかでしょう。
これらの場合、モデムやTAをパソコンにシリアル接続で使用します。ところが、CATVやADSLの場合は、シリアル接続ではなく、LAN接続になります。(ルーター機能のあるTAの場合もLAN接続)
LANとはローカルエリアネットワークの略で、パソコンのみならず周辺機器もつなげてしまう便利なインターフェイスです。ADSLに繋ぐ時もLANを構築しなければならないですから、ついでに周辺機器もLANで構築してしまうのも手です。
ちなみに、TAやモデムの場合、パソコン1台に付き1接続しかできませんがLAN接続にすると、一つのアカウントで複数のパソコンが同時にアクセスできます。
ADSLの申込みをする時に、ADSLモデムをレンタルするか、買うかを選択することになりますが、とりあえずレンタルが良いと思います。接続環境によってモデムの相性もあるようですし、さらにモデムは買うと高いです。
そのADSLモデムとパソコンをLANで繋ぐのですが、パソコン側にはLANカード(ボード)が必要になってきます。ウィンドウズマシンの場合は1,000円以下の安いものもショップで売ってますが、これもできればADSL業者指定の物にしたほうが無難です。モデムほどデリケートではないのですがせっかく買って使えなかったら悔しいじゃないですか。
さて、折角のADSLですが、じつは使えない場合もあります。使えるかどうかを前もって調査する必要がありますが、申込んだ時点で業者やNTTが調査しますので自分で調査をする必要はありません。任せてしまいましょう。
1.電話局から家までに光ファイバーが敷かれているとダメ。
(ADSLは銅線の同軸ケーブルでないとダメ)
2.ISDN契約をしているとダメ。
(ADSLはアナログである)
3.近所にISDN契約をしている方がいるとダメな場合がある。
(雑音を拾ってしまい通信不能になることがある)
4.最寄の電話局から離れているとダメ
(ケーブルが銅線なので電気抵抗がある。遠いとダメ)
結局のところ、NTTに調べてもらい、OKならば、とりあえずレンタルで始める、というのが賢く安全な選択のようです。