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[326]太らないための常識(早食い)

太平洋戦争の頃、アメリカ軍は日本軍が設営したあとを研究してその軍力を測ったという。どうやって測るのかと言うと、トイレを見るのだそうです。つまりウンコの量をみて軍隊の人数を推測するのです。ところが日本人は食物繊維を多く摂り、菜食なのでウンコの量は半端じゃなく多い。アメリカ軍の研究班はその量の多いのにびっくり。とんでもない大軍が来ているとビビったとか。

日本軍では早メシ早グソが美徳でした。早グソは繊維質を多く摂るので、快便だったと推測されますが、早メシは誉められることではありません。もっとも日本軍は敗戦の色が濃かったので、メシもゆっくり食べている暇はなかったと思いますが。

さて、早食いは食べ過ぎを招き、結果的に太る原因になります。食事をすると徐々に血液中の血糖値が上昇し、脳の視床下部にある満腹中枢から「満腹ですよー」という信号が発せられます。しかし、その満腹信号が出るのに15分から30分くらいかかるので、早食いをすると満腹感を覚える前に必要以上の食事をとってしまうことになります。

食事はゆとりを持って、よく噛んで食べるようにしましょう。よく噛むことによって、満腹中枢からの信号を早めに出すことができます。またよく噛めば、素材の味を楽しむこともできますし、唾液の分泌も活発になり、消化吸収もよくなります。また顎が鍛えられ、歯茎も丈夫になります。顎の運動は脳を刺激しますので、脳の老化も防げます。

まさに、良いこと尽くめってワケです。

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