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[826]快眠の常識~ベッド~

ベッドは万年床になりやすく、というより万年床そのものです。湿気の多い日本では万年床は健康によくありません。畳にふとんのほうが衛生的といえます。

ベッドのふとんはあまり動かさないので、ホコリがたまりやすく、湿気もこもりがち。一方ふとんは毎日きちんと上げ下げしてすれば、朝晩2回ふとんの中の空気が入れ替わり、また畳にも良いです。ふとんを上げれば畳の上のゴミや汚れが目立つので必然掃除もするようになります。

ベッドは定期的に場所を移動しましょう。ホコリやダニの発生を防ぐ意味もあり、できれぱ数ヶ月に1回くらいの割合でベッドの位置を変えることをおすすめします。ベッドを移動する時は、壁や窓とベッドとの間にすき間をあけるのがコツ。壁や窓とぴったりつけてしまうと、ベッドの下にホコリが積もりやすくなり、また湿気もたまりやすいのです。

ベッドはなるべく堅い方が寝ていて疲れません。ベッドの上にマットレスを敷いている人は、柔らかすぎないマットレスを選びましょう。人間、好ましい寝姿は体がほぼまっすぐな状態。柔らかいマットレスで寝ていると体が沈みこんでかえって疲れてしいます。理想的なものは、三段構造になっているマットレス。いちばん上にやわらかい層、次に体を真っすぐに伸ぱす固い層があり、いちぱん下に衝撃を吸収する層のあるもの。

最近流行の低反発マットもよく選ぶ必要があります。低反発というのは反発する力がゆっくりであるというだけのことなので、深く柔らかければ時間とともに沈み込み、寝ていて疲れることには変わりありません。やはりあまり深いものは避けたいものです。価格も高いですし。

朝起きたらすぐにベッドを直さないで、1時間くらい掛け布団は内側を上にし足元の方に下げておきましょう。枕もずらしておきます。こうしておくと寝ている間に吸った湿気を空気中に発散してくれます。できれば窓も開けておきましょう。布団を干す暇の無い時には特に心がけたいものです。

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