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[772]体温の測り方

体温に関するコラム第三弾です。今日はその体温の測り方です。じつはこれが一番大事だったりします。

まず体温計には現在大きくわけて3種類あります。水銀体温計、電子体温計、耳式体温計です。電子体温計にはさらに2種類あり実測式と予測式があります。

最近流行の耳式体温計。原理は鼓膜やその周辺が出している熱線(赤外線)を赤外線センサーで計測するものです。わずか1秒ほどで検温することができます。耳の奥は環境温度の影響を受けにくいだけでなく、体内の核心温といわれる視床下部に近い温度を反映しています。体の異常を体温から推測するには表面温度ではなく核心温が必要なため、臨床的には特に優れた体温計であるといえます。1秒で測れるため動き回る乳幼児の体温を測るには大変便利ですが反面困った問題もあります。

まず耳垢があると正確に測れません。また鼓膜の温度を測るため、測定素子が鼓膜と平行になっていることが望ましいのですが、実際には耳の穴の細い人いますし、また中耳炎など炎症を起こしているとうまく測れません。耳垢のあるなしや炎症の有無など素人には判断が難しいのがネックです。水銀体温計などと比べ誤差が多いのも特徴です。したがって耳式体温計を使う場合はこれらの特徴を踏まえて使用するようにしましょう。

電子体温計は病院で使われているのが予測式。1分で測れるので大量にさばく必要のあるところでその威力を発揮します。しかしあくまでも「予測」であるので正確ではありません。正確に測るには、1分を超えてブザーが鳴ってもそのまま測り続けます。すると今度は実測体温を表示するようになっています。

実測式の電子体温計は3分ほど測る必要のあるものです。予測式より価格も安いです。実測式ですから正確ですが、これもさらに正確性を求めるなら10分くらいそのまま測り続けます。

結局のところ、一番信頼性のあるのが昔ながらの水銀体温計。水銀は温まると膨張します。この温度と膨張する量の関係から目盛りを刻み、体温を表示させます。入っている水銀全てに温度が伝わらないと正確な温度にならないため、測るのに10分ほど必要です。

【体温の正しい測り方】

1.脇の下の汗をよく拭き取る
2.閉じた脇に体温計が下から上にささる形になるように入れる
3.逆の手で肘をつかんで脇をしっかり閉じる

注意:ここで腕に力を入れると筋肉が熱を発生してしまいますので腕の力は抜いてください。

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