サラリーマンの場合、そろそろ年末調整に向けて会社で色々な提出書類を書かされます。そのなかに毎年一回は提出するものに「給与所得者の扶養控除等申告書」というものがあります。これは今年の扶養家族の状況を記載して提出するもので、会社が年末調整をする際の控除額の算定の基準となる大事な書類です。
今年結婚したり、子供が生れたり、あるいは不幸があって、扶養家族の数が変動した場合はすぐに変更届けを提出します。どうせ年末に扶養控除等申告書を書くので慌てる必要は無いとはいえ、すぐに変更届を出しておけば、その月の給料から税金額が変わってきますので、扶養家族が増えた場合などは早めに届けておいた方がいいでしょう。
例えば10月に結婚した場合
▲10月分の給料から扶養家族が増えた分源泉所得税が減ります。
▲それ以前1月~9月分までに引かれた源泉税が扶養家族分修正されて、年末調整で戻ってきます。
※扶養家族はその負担度によって控除額が違ってきます。
扶養控除等申告書は会社では必ず出せとうるさく言うはずですが、めんどくさがって、空白で出したりすると折角の控除が受けられなくなるのでもったいないですね。変更があったら忘れないうちに提出しましょう。
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