カニの旬といえば冬。特に1月は一年で最もカニの美味しい時期です。生のカニを手に入れた、冷凍のカニを買ってきた、いずれにしても幸せ一杯です。せっかくのカニだからどうせなら美味しく食べたいですよね。失敗しないカニの美味しい選び方を紹介します。
カニは身の中に多くの水分が含まれています。この水分にはうまみがぎっしり詰まっていますので、水分をうまく保持したまま調理すれば美味しいカニが食べられるのです。
【活きたカニ】
活きカニを手に入れましたか。それはとってもラッキーです。刺身にしても、鍋にしても、美味しさは最高です。しかし生のカニは調理も難しい。せっかく鮮度が良くても調理次第で台無しになるのも生のカニ。活きていれば鮮度が良いのかというと、そうも言えず、無理に活かしておくと活きていても味は落ちるのです。生のカニはその扱いがよくわかっている人以外は手を出さないほうが無難です。
【ボイル後冷蔵のカニ】
ボイルしたてのカニをそのままチルドでお届けしてくれる場合があります。カニはゆでかたが難しいのですが、これは届いたら、すぐに食べられるので一番手間がかからず、かつ一番美味しいカニが食べられます。調理の良し悪しに関係ないので、お客様をもてなすときにも最適です。
【冷凍のカニ】
お値段も安く気軽に買えるのが冷凍のカニです。保存も楽で、流通過程での劣化もありません。海外からの輸入物も増えており品質の良いカニが気軽に食べられるようになってきました。冷凍のカニは事前にボイルしてあるものと、過熱していないものがありますので、よく注意書きを読みましょう。要加熱と書いてあるカニを生で食べたりしたらおなかをこわします。
冷凍のカニを美味しく食べるには、解凍が命です。まず解凍する前に流水で外側の氷を手早く落とします。氷を落としたら冷蔵庫に入れてゆっくり解凍します。ボイルしてあるカニはそのまま食べます。二度ボイルすると身がぱさついて美味しくありません。どうしても鍋に使いたいときはさっとくぐらせるようにしてしゃぶしゃぶしてください。加熱していないカニは、解凍後、加熱調理します。
ところで、カニはゆでるのが一番美味しいということをご存知でしたか?
生の刺身や焼いたりしても十分美味しいですが、カニはそのうまみ成分アデニル酸の特質で、ゆでる事で一番美味しくなるのです。ゆで方ですが、1リットルの水に塩20~30g、ズワイガニの場合は18~20分。タラバの場合は大きさによって時間を増してください。
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