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[827]快眠の常識~ふとん~

自分の身体に合ったふとんは快眠を約束してくれます。人間が眠っている時は活動しているときにくらべると約20%ほど代謝量が減ります。そのため、熱をつくる力も、体温を調節する力も落ちてきて、ちょっとしたことで寝冷えをしたり風邪をひきやすくなります。だから寝るときは何か1枚掛けると体温の調節が楽になって健康にいいのです。ふとんも軽くて保温性のよいものが良いとされます。一番良いふとんは羽毛ふとんでしょう。

人間は一晩眠る間にコップ1杯の汗をかきます。これは冬でも同じです。湿気がこもったふとんは保湿性が落ち、ダニも発生しやすくなります。ふとんはマメに干しで乾燥させましょう。理想的なふとんは、人間の体の汗を吸収し、湿気をふとんの外に放出できるもの。羽毛ふとんのほか、羊毛ふとんも呼吸するので良いですね。

掛けふとんは重すぎず、かといって軽すぎず、ということも大切な条件です。人間は同じ姿勢を続けていると血行不良で疲れるため、一晩におよそ20回ほど寝返りをうちます。重いふとんだと寝返りをうつたぴに血圧が上昇し、心臓にも負担がかかります。また、軽すぎるふとんだと寝ている間に身体からずれて身体を冷やしてしまいます。そのためせっかくの眠りも浅くなってしまいます。適度な重さが必要条件ということです。

畳の場合、敷きふとんはしっかりした素材の硬めの物を下に敷き、その上にやや柔らかいものを敷くといいでしょう。毎日のふとんの上げ下ろしもあるので軽さも重要です。ベッドの場合は、ベッドのマットレスがちょうど良い硬さを保っていますので、保温を兼ねて薄めの柔らかいものをベッドの上に一枚敷く程度で良いと思います。

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