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[1004]アマゾンフルーツ

東京や大阪でジュースバーを営業している「フルッタフルッタ」が火付け役でしょうか。今アマゾンフルーツが巷で人気です。

アマゾンフルーツとはトロピカルフルーツのなかでも特に南米のアマゾンで収穫される果物をいいます。もともとトロピカルフルーツは濃厚なものが多いですが、アマゾンフルーツは通常の果実の数十倍という栄養価を誇ります。

その理由は、アマゾンの過酷な自然環境にあります。通常砂漠のようなところでは、そこで生存するために水分を蓄えようとしますが、熱帯雨林では、虫や細菌、カビなどが天敵となります。植物は自らを腐らせないよう、抗酸化物質や抗菌物質を作りだします。熱帯のジャングルという厳しい気候の中で育つアマゾンフルーツは、自らの生存をかけて、必死で栄養素を蓄えるのです。アマゾンフルーツは、自然のエネルギーが蓄積された、いわば「天然のサプリメント」といえましょう。

代表的なアマゾンフルーツといわれるものは現在10種あります。「アサイー、グアバ、クプアス、マラクジャ、アセロラ、カシュー、カランボーラ、タペレバ、カカオ、グラヴィオーラ」です。これらの中には、すでに日本でおなじみのものもありますが、そのほとんどが「種の持ち出し禁止」。つまり国外での栽培をさせないものです。アマゾンフルーツの製品も果実のままではなく
ピューレーやジュースなど加工されたものとなります。南米独自の名産品とするための政策なのでしょう。

以下に簡単ですがアマゾンフルーツを紹介しておきます。街を歩いていて目に止まったら、味わってみてください。フルッタフルッタのほかタリーズでも味わうことができます。きっとその濃厚なおいしさに驚くことでしょう。

◆アサイー
ブラジルのアマゾン流域自生している「アサイヤシ」の実です。鉄分、カルシウム、ポリフェノール、食物繊維、アミノ酸、必須脂肪酸を多く含んでおり、貧血、便秘、疲労回復、集中力アップ、精神安定、ダイエットなどに効果的とされています。

◆グアバ
レモン2個分の天然ビタミンCが含まれ、カロテンもみかんの3倍で人気上昇中のグアバはフトモモ科のアマゾンフルーツ。強い香りをもちピンク色の果肉の中には小さくて硬い種子があります。果実のみならず葉に含まれるポリフェノールは糖の吸収をおだやかにする作用があり健康茶(グアバ茶)として使われます。

◆クプアス
クプアスとはカカオの仲間で、ブラジル北部で採れる果物です。現地では神の果物といわれ人気ナンバーワンの果物。ビタミン類やアミノ酸が豊富で栄養バランスが抜群な果物です。

◆マラクジャ(パッションフルーツ)
アマゾンの鎮痛剤、二日酔い防止や頭痛、ドライアイの方に最適なマラクジャ。パッションフルーツといえばピンとくる人も多いのではないでしょうか。ビタミンC、ビタミンB群が豊富で、鉄分・カルシウム等のミネラル分も豊富に含んでいます。

◆アセロラ(アマゾンチェリー)
ニッスイのアセロラジュースで日本でもポピュラーになったのがアセロラ。レモンの15倍の天然のビタミンC。加工食品とは桁違い健康と美容に酸味が強いが後味はすっきり。レモン約15個分のビタミンCを含む天然アセロラです。

◆カシュー
カシューはカシューナッツのカシューです。アマゾンフルーツとして食するのはナッツではなく果肉。鉄分やカルシウムなどのミネラルをバランス良く含み、低カロリーなのに濃厚な味わいです。

◆カランボーラ(スターフルーツ)
紫外線から肌を守り、クールダウン効果もあるカランボーラ。さわやかな酸味とキレのある味わいはスポーツ後の栄養補給にぴったり。紫外線によるお肌のトラブルや、目の疲れが気になる方にも最適す。

◆タペレバ
人気急上昇の柑橘系「タペレバ」。お肌と目の健康に。スパイシーで独特な香りはブラジルでも大人気。カルシウムとリンのバランスが良く、骨を強くする働きがあります。

◆カカオ
チョコレートの原料としておなじみのカカオの果肉をいただきます。現地でしか味わえなかった希少価値。すっきりした甘さのやさしい味わい、不足しがちなビタミンB1をしっかり補給します。また、甘さはあるのにカロリーが低いので、ダイエットの方にもオススメ。

◆グラヴィオーラ
グラビオーラとはチェリモヤのことで、とげとげの外観はドリアンに似ていますが、味は全く違います。酸味と甘みが絶妙にバランスされているアマゾンフルーツです。

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