最近、美味しい焼肉屋を見つけました。常磐自動車道の谷和原インターを降りて国道294号線を取手方面に出て、すぐ左にある「平城苑」という焼肉レストランです。ここに肉は最高に美味い。けどチト高いです。予算的には一人6,000円は欲しいところ。気をつけることは、ここは肉は美味しいけど肉以外のものはそれほどでもない、ということです。ひたすら肉を食うべし。
さて、今日のお題は、環境ホルモンならぬ、焼肉屋で出てくる美味しいホルモンの話です。通にいわせるとカルビなんて子供の食べ物だそうで、通はホルモンを食す!というのが正道らしい。
ホルモンというのは、牛の大腸の事です。ちなみに「ミノ」は第1胃袋、「レバー」は肝臓、「ホルモン」は大腸、「ハチノス」は第2胃袋、「センマイ」は第3胃袋、「ギアラ」は第4胃袋、「ハツ」は心臓をいいます。
横隔膜の部分はハラミ(関西ではサガリ?)といいます。ちょっと前まではこのハラミを整形してステーキみたいに売っていましたが、やはり味はロースのようなわけにはいきません。また、ニセモノと言うイメージが影響し、これを扱っている焼肉バイキングなどは却って評判を落としました。今ではどうでしょうか?これらの内臓は正肉と違って税金が安く、安価で輸入されます。
内臓肉には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、鉄分、亜鉛、などの多くのビタミン、ミネラルが含まれていて、健康には大変よろしい。しかも値段も安い。野菜と一緒に食べれば栄養的なバランスは完璧です。野生の動物が他の動物を捕食する時、まず内臓から食らうというのは栄養面でも正しいことなのです。
ちなみに、ホルモンの語源ですが、牛をばらす時、内臓は食べない部分として特定の入れ物に「放って入れる」すなわち「ほおるもん」がホルモンになったってわけ。要するに捨てるべきゴミなんですけど、これがまたうまいんですね。環境ホルモンと違って、こちらは多いに歓迎されるべきホルモンです。
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